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幾重にも世界が重ねられた世界

ダフネ

フルネーム  Daphne Dyular

フリガナ   ダフネ・デュラー

登場作品   Gidritas

年齢     17(ヤーロン暦)

誕生日    

性別     不明

身長     185cm

体重     10kg(ミイラの様に軽い)

出身地    ヤーロン

一人称    

二人称    

 

 

ヤーロン出身の魔法戦士

 

彼の剣『ドーン・シュトラール』は、かつて誰かさんのものだったらしいが、それとは知らずに今も使い続けている。しかも、前よりもこの人以外にとっては使いづらくなっているという状況。

 

そしてサタニャータとの契約によって一度は剣を直してもらっている。この契約は、彼がヤーロン人だったことなどを踏まえ撤去され、剣はまた崩れている。そこで、ダフネ箱の剣に魔法をかけたりしてなんかすごいことになっている…。

 

本人はヤーロン出身のように見えるが、実は正体不明(クエデニのこともあって)。強力な魔力からギャラノマキア人という説も絶えない。また、ヤーロンとビジュエルドの境目を超えたことからヘライトアンという説も絶えない。

しかし少なくとも長らくヤーロンに住んでいた。そこにいたエルシェードと合体しかけたが意識を取り戻して合体を免れた。でも、その代わりとして体や心などまぁもろもろとえぐられ、傷つけられた。やっとの思いで次元を抜け、ギドリタス大陸へ。

 

そこからはずっと一人で暮らしていた。もう本人が別の生命体に会うのはこりごりだったからかもしれない。

Gidritasでは味方なのか敵なのかは最後まで分からない。もともと創作にそんな概念がなくてもいいと思う。

 

でも、彼は確かに、エルシェードに対する強い恨みを持っていた。ヤーロン独特の考え方を持ちながらも、アザラ星を消滅させたかったのは確かである。

 

 

 

以下、ネタバレを含みます。

アザラ星が滅んだあと…つまりガス惑星になった後、彼がどうなってのかを知るものはほとんどいない。

ヤーロンとビジュエルドが表裏一体である以上、もうどちらも存在していないだろう。

 

アザラ星破滅後は一人でショーマァー世界へ脱走していた。そこへあのエルシェードもついてきて、大変なことになったらしい。しかし生き延び、何とかショーマァー世界の門を閉じた。

 

トラヴェイトによる全世界終焉のお知らせを受けたのち、最後の最後まで姿を消す。それは、トラヴェイドが彼にとっては毒のようなものだったから…。せっかく慣れた帝国式の考え方をぶち壊し、あの恐怖にあふれたヤーロン式の考え方に戻してしまうものだったから…。

 

案の定助けが来る直前にトラヴェイドに乗っ取られてしまう。しかし、ぎりぎりで気づいたため一応生存できた。

 

そのあとは…もうご存じだろうか…。

 

 

 

 

生前のことも複雑である。

ざっくり言えば、ラディアの体を持った、エルシェードと、運良く生きたままヤーロンから脱出できそうだった人、デュラーさんの融合体である。

 

双子の妹のラディアを失ったホロルクは、少しでもラディアのそばにいようと、命をつかさどる古代民族、ロードライトに祈った。ロードライトはホロルクの願いを聞き入れ、ラディアを生き返らせることにする。しかし、ソサラットとかいう問題児がまーた時をひっかきまわし、アザラ星の黄昏へラディアの『命を待っている』体を飛ばしてしまった。

さらに、当時のアザラ星はベネデールの歪んだ魔法がかけられていたため、光の王国ではなく裏世界ヤーロンへ行ってしまう。そこで待っているのは…エルシェード。ヤーロンの人物は必ずギドリタス大陸の人物とリンクしている。でも、エルシェードはそうではない。光の世界から迷い込んだタキ・ソリスと、ヤーロンの住人アタが、深成岩ができそうなほど長く戦った末についに融合してしまったもの…それこそが、エルシェードなのだから。

しかし、彼女にも欠点はある。表世界と裏世界を行き来する力を…融合するときに肉体を失ったせいで、それも消えてしまった。だから、エルシェードはラディアの体を乗っ取って表世界へ行こうとする。表世界への入り口を通ろうとしたとき、ヤーロンから脱出しようとしていたデュラーさんというヤーロンの少女に遭遇する。…っていうか、デュラーさんのほうが彼女に遭遇したんだろうけどね。そして、彼女はデュラーさんの体ものっとって、さらに強い体で表世界へ行こうとした。失敗。さすがに二圧の体に同時に類委することができないので、エルシェードの魂の「2/3」はデュラーさんの体へ。もちろん、デュラーさんのほうも「2/3」はラディアの体へ。

そしてその時に起きた異変に気付いたロードライトがラディアの魂を強制的に入れようとしたが、その時にはもうエルシェードはデュラーさんの体にはいてしまっていた。なので、間違ってラディアの体に入っていたデュラーさんの魂の1/3を追い払ってしまう。

ワケワカメになってきたからまとめると、

 

エルシェード→デュラーさんの体、2/3のエルシェードの魂、1/3のデュラーさんの魂

デュラーさん→ラディアの体、1/3デュラーさんの魂、1/3のエルシェードの魂、1/3のラディアの魂

 

エルシェードは強烈なので、そのまま何とかこの異変に耐えられたが、デュラーさんはそうにもいかなかった。分裂して消えそうなところを、ロードライトが救い、新生ギャラノマキアへ連れてゆく。そして、エルシェードの世界を行き来する力を奪った。

デュラーさんは生還できそうにもなかった。ロードライトは仕方なくまた魔法をかけ、彼女を生き返らせることにするが、エルシェードの邪悪な魂が入ってしまっているため、一筋縄にはいかない。なので、彼を三十日ぐらい…月桂樹のベッドに寝かせ、ロードライトは祈り続けた。その祈りはついに届き、デュラーさんは静観するが、もはや『デュラーさん』でも、『エルシェード』でも、ましてや『ラディア』でもない、全くの別人になっていた。命をさまよった末に、ラディアの赤い髪は白くなり、デュラーさんのあの力強い黄色い瞳は片目だけ色が変わってしまうことが時々あったし、時にはエルシェードのような邪悪なことをもしてしまう存在だった。そして何よりも、その三人にはない新しい素質が現れる。どこにでも何にでも『瞳』を持たせる能力などだ。

ロードライトは、この『いきもの』を、月桂樹を意味する「ダフネ」からとって現在の名前を付けた。表向きでは、月桂樹の上でよみがえったという意味を取っているが、きっと裏の意味では、木のようにおとなしくなってほしいという思いも少なからずあっただろう…。

ロードライトは大変ながらもダフネを育てた。でも、本人が脱走してしまう。きっと、ギドリタス大陸に対する引力でもあったのではないか。ロードライトは、多分自立する年齢なんだろうとだけ思って、捜しはしなかった。あの地方で好き放題やらかしているとは知らずに。

一方で本人はエルシェードを求め、ヤーロンへもう一度。そして、凶暴化したエルシェードにズタボロにされ、さらに「あなたの中には常に私がいます。あなたの魂の一部は、私です」とかいう衝撃的なことを伝えられる。何とかヤーロンを逃れられたダフネだが、それ以降エルシェードを倒してしまえば、自分は救われるということを狂信する。本人にも、なぜか物を壊さないではいられないというエルシェードのような…というか本当にそれそのものをしてしまうことに気づいていたし、それが異質なことはなおさら気が付いていた。

ラディアは、剣の名手としても知られていることを知った彼は、自分でもできると思って、四天王の一人と契約するに至る。そして、ラディアの素質と新しい素質を組み合わせて、誰にも理解できないような複雑な魔法を使うようになった。そして、ヤーロンを封印するには、この星そのものをなくさなくてはいけないこともわかってしまった。

ある日。自分が浄化される場所をいつものごとく探していると、空中に船があるのではないか。その時、心の中のエルシェードが破壊信号を出してしまった。本人はそうとは知らず、船を墜落させてしまう。そして、ダフネも何が起こったかわからず、苦しまれるだけだった。

伝説によると、ギドリタス大陸北の「エスラリスの森」内部の遺跡にたどり着けた人は、浄化されるという。彼はそこまで頼って、それらしき場所へたどり着いた。ところが、何も浄化されることはなく、見つけたのはエデッサだけ。『破壊気質』が、またその時に働いてしまい、門灯無用で襲い掛かるものの、心の奥深くでは自分が何をしているのかなど分かってすらいなかった。

エデッサになだめられ、破壊気質のことを理解してもらえた。そして、この星を壊すという目的が、エデッサの場合はベネデールを、ダフネはエルシェードを、それぞれ倒すため同じことを知り、協力することを決めるが、あまりそれっぽいことはしていないようにしか…。いや、している。破壊気質を逆利用して、『ベネデールの分身』を片っ端からつぶしていったり、瞳を持たせる力を使って千里眼のようなことをしたり…etc。