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幾重にも世界が重ねられた世界

Spectre×Specter

※注意※ こんなに真面目に解説をしていますがこの物語は72%ギャグです

 

解説

4000光年先にあるST55にて、スペースタワー計画の一環として住まうようになった天体の分身。彼らにとって最大の脅威は『共存が不可能』であると長年考えられている、ブラックホールである。定期的に狩猟しに来る彼らを防ぎつつ紡がれる、手の届かぬ深宇宙の物語。

 

塔(ST55)

主に天の川銀河の天体が棲む塔。広大で、ゴシックのような建物からサイバー的なところまで何でもあり、とてもカオス。人知を超えたものが多く存在しており、建物の重力は何回かおきに設置されているブラックホール(※擬人化ではない)によって管理されている。必ずしもここで生きなければいけないというわけではなく、自分たちの本体のそばで暮らすもよし、ずっと遠くの深宇宙で過ごすもよしの為、実際にここに住む星の数はそれほど多くない。

宇宙に直接浮いており、惑星上や小惑星上ではない。底なしの建物である。どこかの星系に属しているわけでもないので、日光は当たらず、月光も当たらない。

ST55とは『Space Tower Vol.55』の略である。この塔はスペースタワー計画のうち第55番目に建てられた塔であり、主に天の川銀河の天体が住まう。

 

部屋

星の分身が住む部屋。一人ひとり個別に部屋が与えられルがどんな部屋にあたるかは運であり、場合によっては部屋幅5センチぐらいの住ませる気のない部屋が当たってしまうこともある。部屋を変えることはできる。星系ごと/宙域ごとに住む区域が定まっており、ルームシェアも可能である。また、部屋数の関係から運営側から一時的にルームシェアを要請される場合もある。

 

白金の間

気が遠くなるほど高い天井がある空間。劇やお祝い事、大きな集会などに使われる。どこもかしこも真っ白だが、ところどころ金色の装飾が見られる。螺旋階段状になっており、ここから隠し部屋につながる扉も多い。

 

青碧の間

白金の間から通じる代表的な隠し部屋の一つ。大小さまざまな宝石が捨てられており、中には原石のままのものも多い。人の気配は恐ろしいほどなく、ここからつながる隠し部屋もまた少なくはない。天井は作り物ではないプラネタリウムになっており、温室の天井のようになっている。

 

神々の間

必要な時にしかたどり着けない空間。何か大きなトラブルが発生したときのみ、そこへ続く道が現れる。そこには二つの巨像があり、願いをかなえてくれる鍵となる物をプレゼントしてくれるらしい。また、力づくで無理やりここへ来ることも可能だが、その場合は大抵因果応報として犯した罪が帰ってくることになる。そのため、実際には使わないほうが良いものであるが、何故か星の分身たちはあの手この手で無理やりたどり着こうとする。

 

クロマティック

星の分身が使う食堂。日によってメニューは変わり、食堂係なる当番も存在する。非合法的な方法でサボった場合、ご飯を抜きにされてしまう。ほかにもいくつか食堂なるものは存在するが、ほとんどが個人経営かつあんまりおいしくないため、ここを使う者が多い。

 

ヴォア・ラク

ST55のみに存在する会員制のバー。洗練された雰囲気であり、外が常に宇宙なのも相まってロマンティックな演出を醸し出している。重要事項の会議に使われることが多い。

 

発信台

特定の天体や、スペースタワー計画で建設された別の塔への連絡網として使われる。特殊な電波によるパルス波が主。

 

アスレチック

建物の中庭を活用したアスレチック。ロープウェイのようなものから、どこでも見たことのないような変わり種もある。公園のように活用される。

 

宇宙港

宇宙船の出入りをする場所。荷物の移動が主であり、人の移動は現在でも身一つのほうが多い。一昔前のSF映画を思わせるようなデザインだが、この場所は塔が作られた時からあったため、わりと原型が残っているほうである。

 

養星場

地図に名前だけ載っている不思議な空間。現在は使われておらず、『Keep out』のテープとともに扉ごと封印されている。扉の窓からわずかに見える分には、それこそ養殖場のように池があるがその池はいずれも赤い炎に包まれており、泡立っている様子も確認できる。現在ではそれ以外の情報は確認できず、50億年前には稼働停止していたという。

 

上記のほかにも数多くの空間が存在する。

 

 

 

 

 

星の分身

文字通り天体の分身。地球に住まうホモ・サピエンスのような形をとっているが、そうではない部分も多い。誕生秘話は謎に包まれているが、塔を建設した"生き物"に深い関係があるらしい。過去に天体ではない生命体によって軍事利用された経験が2回あり、それを防ぐために天体同士以外の接触は原則御法度である。

 

本体

天体擬人化の擬人化元。本体が崩れれば星の分身も崩れる。しかし、星の分身が傷ついたとて本体に影響は全くない。

 

ブラックホール

星を喰らうモノ。もしくはヒト。恒星のコア部分を食べないと人型が崩れ、元のブラックホールの一部に戻ってしまう。凶暴なものから恒星との共存を望むものもいる。惑星や小惑星などは彼らにとっては食えなくはないが、あまりにもあっさり食べられるので食べがいがなく、また食べても生存の手段にはほとんどならないため喰わないことが多い。

 

恒星

自由自在に宇宙を飛び回る存在。彼らは個性豊かであり、どうあがいてもモブキャラになり切れない人ばかりである。ブラックホールへの対抗手段として魔法まがいのものを習得するが、なぜかそれ以外の方向で使われることが多い。魔法を習得するまでの期間は個人差があり、生まれて三日で習得するものもあれば、数億年たっても習得できないものまである。コア部分の修復には長い年月がかかる。

 

惑星

こう見えて恒星にまとわりつくことがほとんどない存在。ブラックホールから恒星を守るために、彼らも魔法を習得するが相手にされる方が少ない。なぜか衛星に振り回されることが多い。自分たちの星系から出るものは少なく、また同じ星系内でも惑星同士の絡みが多い。

 

小惑星・衛星

小さな天体だが、なぜか比較的大きな感情を持つことが多い方々。特に衛星は衛星同士で話すよりも主星である惑星と絡みたがる特性がある。小惑星は自身の小惑星帯から出ることはあまりない。また、彼らも魔力は持つ。

 

彗星

時々主星のほうへ遊びに来る天体。無防備な為、ふっと暑さにやられてしまうこともしばしば。ヒト型の姿を得、自由になったことにより旅への思いが増え、系外に遊びに行くこともごく稀にある。

 

白色矮星

見える人にしか見えない特殊な存在。連星はひとりとして表現されることが多いが、そのうち一つが白色矮星になってしまった場合、彼らは幽霊のように身元を離れ、身元にまとわりつく。基本的に虚無的で悲観的な方々だが、稀に例外もいる。生前のことはもれなくすべて覚えている。

 

中性子性・マグネター

見える人にしか見えないはずなのにそれを圧倒的な輝度で無理やり誰にも見えるようにしてしまった変な存在。活発だが、死ぬ前のことは全く覚えていない。そのため、死んでから性格が一変するということは彼らにとってはよくあることである。恒星や惑星とはそもそも感情の種類が違うため、彼らを知ろうとしているがとんでもなくストーカーじみてて怖いことのほうが多い。生前のものを知るトリガーに触れてしまった場合、もう一度性格が合わることもある。

 

銀河

孤独な存在。彼らの周りから放出されるエネルギーが過剰な為、塔への出入りはできない。しかし、彼ら同士での交流は比較的多く、しょっちゅう人を吹っ飛ばしt………素敵な宇宙旅行に連れて行ったりする方もいる。苦悩、という感情が欠落しているのか物事を真剣に考えづらく、楽観的な人が多い。ミステリアス。ブラックホールから間接的に恒星を守ろうとしているが、彼ら自身もまたブラックホールに支配されている。

 

星雲

星雲の作られた元天体がある場合、その天体に近い見た目をしている。しかし、『意識』はあっても『自我』は少ないことが多い。元天体がない場合でもとても大人しく、危害を加えることはない。肩をつついたりすればもちろん反応したりするが、薄い。少しだけ元天体の特徴を受け継ぐ個体もあり、その場合はかなりのトラブルメーカーになりがちである。

 

星団

常にニコニコしていて表情が取れないが、実はとても繊細。恒星のようなコア部分はないが、銀河に『吸引』されることはよくある。

 

クエーサー

ブラックホールよりもやばそうな見た目をしていることが多いが、実は洗脳された被害者である。ただ、銀河のように周りに放つエネルギー量が凄まじいので、近づいて元通りにすることは不可能。表情はない。

 

仮説上の天体

時々現れるポルターガイスト的な存在。性格はそれぞれであり、統計不可能。イメージから作られた存在なので、仮説が完全に否定された場合、跡形もなく塵と化す。

 

 

 

 

 

スペースタワー計画

天体の分身が住まうための家を与えよう、という趣旨で作られた計画。全部で907個の塔が建てられており、ST55はかなり古いものである。また、養星場のように現在は使われていない謎の建造物も多く、当初の計画は家を与えるだけではなかった可能性もある。

 

2度の軍事利用

知られざるべき歴史の為どこの星だとは明記されていないが、2度は彼らも利用されていた。遺伝子組み換えや本体の改造による影響などの残酷な実験から直接星系を滅ぼすことにまで使われたため、彼らは神々の間の助けを借りてこの危機を乗り越えた。この経験から地球含め星以外の命を持つものに存在を知られることは禁忌とされ、またブラックホールから身を隠すためにもすべての塔は星系図に載っていない。

 

ザンク

ST計画の資料に唯一登場する星ではない人名。ST計画を企画した人物の一人として知られる。75億年前にはすでに不在が明らかになっており、計画を放棄した疑いがある。

 

エアレンデル

ST計画の資料に登場する星名。ザンクと協力してST計画を始めた。資料には『少なくとも彼は純粋に星々の住む家を欲しがっていた』と表記されているため、ここでも本来の目的は星に家を与えることではなかった可能性がうかがえる。また、初期宇宙の星であるため、ある程度の距離と運があれば彼の本体を見ることはまだ可能である。

 

ソリチュード

ST計画の資料に登場する人物。星なのかそれ以外の生命体なのかははっきりしていない。ブラックホールにも家を与えようとして抹殺された記述がある。

 

 

 

 

 

更新未定。続く。